K子さん 58歳 女性
一ヶ月前より、不安感や動悸がひどく、一人で家にいるのも大変で、誰かにそばにいてもらわないと耐えられない状態。
同居していた娘さんが結婚して、家を出て行ったのを機に上記の症状が出てきました。
K子さんには二人の娘さんがいて、上の娘さんは既に嫁いで行っています。
下の娘さんが今年結婚をして家を出て行ってからというもの、K子さんは不安で不安で仕方なくなってしまったそうです。
朝起きた時から、胸がしめつけられ、不安感、動悸がしていて、 特に夕方日が暮れてくる時には、不安感が強くなり胸もパクパクして、いたたまれなくなってしまいます。
ご主人は単身赴任で、普段は家にいませんが、毎月定期的に帰って来ます。 初診時は、ご主人に連れられて来院されました。
首、背中のコリも強く、手足の冷え、疲れやすい、顎関節症、唾液が出ない、などもありました。
三日後に、ご主人がまた単身赴任で家を出てしまうので、それについて行こうか迷っているとのことでした。
大成堂オリジナル首療法にて、首を緩めることを中心に治療をしました。
首肩こりが強いこともあって、首が原因になって、不安感や動悸、更年期症状が出ていることが考えられました。
更年期というと、卵巣からの女性ホルモンの分泌が減ってくるために症状が出るわけですが、K子さんのケースではそれは当たらないと考えました。
閉経が54歳の時で、今回の症状がでたのは58歳。
婦人科では、更年期?かもと言われても、それまで更年期の症状が出ていなかったことも考えると、今回が更年期からの症状とは考えにくいわけです。
動悸や更年期症状は、交感神経型の範疇に入ってきます。
首こりがメンタルに影響することも多く、K子さんの症状はほぼ首が原因と判断しました。
二回目の予約時、K子さんは「もしかするとキャンセルするかもしません」と言われました。
ご主人が再び単身赴任で家を出ていく時に、ついて行くかもしれないとのことでした。
そのため、次回の予約日までの間、いつキャンセルがかかって来てしまうのか、とても心配をしていましたが、結局キャンセルはされず二回目の来院となりました。
お話しを伺うと、治療して二日後より体調が上向きになり、ご主人について行かなくても大丈夫になったそうです。
初診時の状態を10⇒5程度まで良くなったとのことでした。
現在までに6回の治療をおこない、まだ完治まではいきませんが、小幅のアップダウンをしながらも小康状態を保っています。
完治に向けて治療継続中です。
大成堂中医針灸院
院長 藤田 勇
脳の反射を利用した刺さない鍼を用いて、
病院で検査や治療を受けても解消しない体の悩みに
どうしていいのかわからない人たちを治療。
大学病院(日本医科大学・自治医科大学)で
計10年以上鍼灸外来を担当。
鍼灸臨床歴20年、のべ19,000人以上を治療。
刺す鍼から、刺さない鍼へ
刺さない鍼は、ハーバード大学で認められた鍼灸治療スタイルと、
中国でレジェンドと呼ばれる老師達に学んだテクニックを組み合わせ、
日本で多くの先生達から学んだ知識と技術、
解剖学、生理学、心理学といった西洋医学の知識、
さらに20年の臨床現場での経験を組み合わせて熟成させた、
大成堂オリジナルの技術。
(昼休み13:30~15:00は電話がつながりませんので、LINEかメールをご利用ください)