63歳 女性 埼玉県 本庄市
右坐骨神経痛 腰から足先まで痛みがあり、特に膝裏が痛い
4ヶ月前、介護の仕事で重い人を動かしたときに、腰と臀部に違和感を感じ、徐々に下肢まで痛みが出現するようになる。
当時、ペインクリニックを受診して、坐骨神経痛と診断され腰と膝にプロック注射をしたが改善せず。
鍼灸治療も受けたがダメだった。
歩行時に、痛みで右膝に力が入らない。
脚の付け根も痛く、歩行が不安定。
この痛みのためか、肩が凝って仕方ない。
血圧150/90あったため、服薬し130/80にコントロールされている。
心音に多少雑音があると指摘されている。
週一回のペースで治療をスタート。
坐骨神経痛に関しては、梨状筋に問題があるため、そこを緩める治療を中心におこなった。
また、瘀血、扁桃弱体化も見られたので、同時にその治療もおこなった。
使用したツボは、中封 曲池 陰交 中殿筋トリガーポイント 陽陵泉etc
一回目の治療直後、歩行時の痛みが軽減し、驚き喜んで帰って行った。
10→5程度にまで軽減。
四回目の治療後、10→3程度まで軽減する。
階段の上り下りはまだぎこちない。
腰から脚にかけて重くなることがある。
その後も、10→3程度に安定していた。
一度階段でガクッとなり、膝に違和感が残りやや腫れることがあったが、合計七回の治療で10→2程度に安定。
その後も、二週に一回のペースで治療を継続。
仕事で使い過ぎた時など、違和感がでることがあったが、順調に軽減していき、月に一回のペースにまで間隔を広げ半年間治療を継続。
ほとんど違和感もなくなったため略治として、治療を終了した。
多くの坐骨神経痛は、ヘルニアが原因ではありません。
整形外科ではレントゲン撮影して少しでも変形していると、「ヘルニアが」とか「骨棘が」とか言い、それを原因にしたがります。
それが原因の場合も無いことは無いですが、ほとんどのケースでは、それが原因ではありません。
この患者さんもそうでしたが、梨状筋とか小殿筋、中殿筋などが原因の場合がほとんどです。
そのため、これらの筋肉にアプローチして、過緊張を緩めることで、坐骨神経痛の症状は速やかに改善していくことが非常に多いのです。
大成堂中医針灸院
院長 藤田 勇
脳の反射を利用した刺さない鍼を用いて、
病院で検査や治療を受けても解消しない体の悩みに
どうしていいのかわからない人たちを治療。
大学病院(日本医科大学・自治医科大学)で
計10年以上鍼灸外来を担当。
鍼灸臨床歴20年、のべ19,000人以上を治療。
刺す鍼から、刺さない鍼へ
刺さない鍼は、ハーバード大学で認められた鍼灸治療スタイルと、
中国でレジェンドと呼ばれる老師達に学んだテクニックを組み合わせ、
日本で多くの先生達から学んだ知識と技術、
解剖学、生理学、心理学といった西洋医学の知識、
さらに20年の臨床現場での経験を組み合わせて熟成させた、
大成堂オリジナルの技術。
(昼休み13:30~15:00は電話がつながりませんので、LINEかメールをご利用ください)