50歳 男性 伊勢崎市
めまい 気分の悪さ
一年前のゴールデンウィークに仕事で四国へ車で行って、非常に疲れた思いをした。
首のこりや、体のだるさ等を強く感じるようになります。
7月に入ってめまいが一回出現し、8月にも同様にめまいが一回出現。
その後は大丈夫だったのですが、10月に車を運転していて、降りたとたんにクラクラするめまいが出現するようになります。
普段から、頭がボーッとして調子が悪い。
群大で脳の検査をしたり、整形外科で首の検査をしても異常が見つかりませんでした。
治療も、注射や電気などでした。
冬になってから良くなって、その後も大丈夫でした。
今年の夏、お盆休み明けに、会社が始まり車を運転した後、再びめまいが出現して今に至る。
めまいの原因の一つ椎骨脳底動脈不全を解消するためのツボを中心に治療を行い、週一回のペースで治療を進めていきました。
初回治療後、週末の二日間バイクで温泉に旅行に行った。肩こりが出て、息苦しさを感じたが、めまいは出なかった。
2回目の治療後、日曜日に車の運転をしたが大丈夫だった。
その後も、週一ペースの治療で、時々調子がくずれて気持ち悪くなったり、頭がボーッとすることはあったが長くは続かずに、基本的にはずっと調子が良い状態が続いていました。
しかし、5ヶ月が経ったときに、群馬で大雪が降り、その時に家の物置が壊れてしまいます。
それがストレスとなり、きっかけとなったのかは定かではないですが、この時期を境に調子の良さが一変し、調子悪い状態の長いトンネルに入って行ってしまいます。
半年間、一進一退で、どちらかというと悪い状態の時が多く、患者さんと共に辛抱の時でした。
男性更年期を疑い、検査を受けに行く一幕もありましたが、結果は異状なしでした。
めまいと深い原因になる東洋医学でいう五臓の中の「肝」に対する治療を強化することで、この苦境は乗りこえられました。
それ以降は、時々調子悪い時はありましたが、基本的に調子よく、めまいも気分の悪さも出なくなっています。
現在も月に一回のメンテナンス治療に通われています。
東洋医学でいう五臓:肝・心・脾・肺・腎は、さまざまな症状に関わってきます。
その中で、肝はめまい、自律神経、ストレス、女性では生理などと深く関係があります。
ある種のめまいは、体の中で風が吹いている状態と、東洋医学では捉えます。
肝に問題があると熱が籠り、これを肝火と呼びます。
この肝火が風を巻き起こすことで、めまいが起こるのが、ある種のめまいの発生メカニズムです。
このため、めまいの治療では肝のツボを多用するのです。
今回の症例では、めまいの治療で第一選択肢となる椎骨脳底動脈不全治療ですすめていきましたが、ある時から効果が出にくくなっていました。
そこで、原点に帰り「肝」の治療を加えるようになってから、状況が改善してきたのでした。
ちなみに肝の治療で使ったツボは、右天枢、右章門、右肝兪、右攅竹などを使用しました。
大成堂中医針灸院
院長 藤田 勇
脳の反射を利用した刺さない鍼を用いて、
病院で検査や治療を受けても解消しない体の悩みに
どうしていいのかわからない人たちを治療。
大学病院(日本医科大学・自治医科大学)で
計10年以上鍼灸外来を担当。
鍼灸臨床歴20年、のべ19,000人以上を治療。
刺す鍼から、刺さない鍼へ
刺さない鍼は、ハーバード大学で認められた鍼灸治療スタイルと、
中国でレジェンドと呼ばれる老師達に学んだテクニックを組み合わせ、
日本で多くの先生達から学んだ知識と技術、
解剖学、生理学、心理学といった西洋医学の知識、
さらに20年の臨床現場での経験を組み合わせて熟成させた、
大成堂オリジナルの技術。
(昼休み13:30~15:00は電話がつながりませんので、LINEかメールをご利用ください)