33歳 女性 群馬県 伊勢崎市
腰痛 首痛 生理痛 PMS(月経前症候群)
最初は大学生の時。ボールの上に間違って乗ってしまって、尻餅をついた。腰の骨が少しくだけたがそのまま治療をしなかった。
それ以来、時々腰の痛みが出るようになる。
今回の腰痛は、4日前に発熱(37.8~38℃)し、その次の日から腰痛が出るようになる。
昨日がピークだった。今日はやや軽減している。腰をかばった姿勢をしていたためか、首も痛い。
生理痛は、生理前から生理二日目まで、腰痛、腹痛、イライラがある。
便通は長いと1週間に一回。
2年前にストレスで食欲低下、眠れないことがあり、半年間で15kg体重が落ちたことがある。
瘀血、副腎疲労、骨盤内血流不全、扁桃弱体などの状態が見受けられたので、それぞれに対応するツボを使用した。
また首にも問題があったので、首を緩めるための治療、そして腰を緩めるための治療も同時におこなった。
使用したツボは、陰陵泉 左中封 照海 曲池 陰交 次髎 環跳etc
一回目の治療で、腰の痛みは10→4態度に軽減した。
二回の治療で、腰の痛みは落ち着いてきたので、女性ホルモンバランス療法による、生理の問題の対処をメインの治療に変更した。
三回目の治療時、生理一日目、腰痛、胸のハリ、体のほてり、気分のしずみ等がある。
背中が重く、肩こりあり、首がボキボキ鳴る状態。
卵巣、瘀血、首、骨盤内血流低下などに対しての治療をおこなった。
三回目の治療から一ヶ月経過し、生理は二日遅れで来た。
生理前の不快な状態は軽かった。首肩こりは強くなった。
それから更に一ヶ月経過し、生理が来る。量が少なく、痛みも少なかった。
また更に一ヶ月経過し、生理痛はだいぶ良い。
排卵時出血があった。むくみあり。
半月後、排卵痛のある時期だったが、それがなくとても気持ちよく過ごせた。
この後、月一回のペースで来院するようになる。
生理痛はほとんど苦にならない状態で来ている状況が続いている。
時に、生理前に首のこりが強くなったり、排卵時出血がおりものと共に出たりはしている。
PMS(月経前症候群)の症状が楽になり、生理痛も軽くなったことで、この患者さんは生理に対してのネガティブな意識がなくなり、治療終盤ではもう一人子供を欲しいと思うようになりましたと言っていました。
PMSや生理痛は、器質的な疾患が無い場合、鍼灸の効果は非常に高くおススメです。
また器質的な疾患(子宮内膜症、子宮腺筋症など)があっても、生理痛や生理前の諸症状が軽減するケースも多くあり、女性疾患と鍼灸はとても相性がよいです。
この患者さんは、最初腰痛の治療を目的として来院されましたが、最終的には生理の状況を改善したくて、鍼灸の治療を受け、また自宅でのセルフ灸もやっていました(比較的不真面目でお灸をやらなかった日も少なくなかったようですが・・・)。
それが奏功したのかと思われます。
セルフ灸は女性にとって、とてもおススメできる方法です。
現在は手軽に自宅でできるおお灸があり、女性向けのオシャレなものもありますので、女性としてのサイクルを健康的に過ごすためにもお灸をお供にしてもらいたいと思います。
大成堂中医針灸院
院長 藤田 勇
脳の反射を利用した刺さない鍼を用いて、
病院で検査や治療を受けても解消しない体の悩みに
どうしていいのかわからない人たちを治療。
大学病院(日本医科大学・自治医科大学)で
計10年以上鍼灸外来を担当。
鍼灸臨床歴20年、のべ19,000人以上を治療。
刺す鍼から、刺さない鍼へ
刺さない鍼は、ハーバード大学で認められた鍼灸治療スタイルと、
中国でレジェンドと呼ばれる老師達に学んだテクニックを組み合わせ、
日本で多くの先生達から学んだ知識と技術、
解剖学、生理学、心理学といった西洋医学の知識、
さらに20年の臨床現場での経験を組み合わせて熟成させた、
大成堂オリジナルの技術。
(昼休み13:30~15:00は電話がつながりませんので、LINEかメールをご利用ください)