41歳 男性 群馬県 伊勢崎市
左首、肩、腕にかけての痛みやしびれ
15年前より、左首、肩、腕にかけて、時々痛みやしびれを感じるようになっていた。
パソコンで徹夜したり、精神的なプレッシャーによるストレスなどで痛みやしびれが強くなっていた。
今回は半月前から強くなる。
職場でいそぎの仕事があって忙しく、精神的プレッシャーが強かった。
また、職場の人間関係にもトラブルがあり、それもストレスとなっていた。
そんな状況の中、いつもの左首から肩、腕にかけて痛みやしびれを強く感じるようになった。
今までは1~2日ほどで軽くなっていたが、今回は半月も続いているので、どうにかしたいと思い来院した。
左目の奥が痛い。
30代前半にうつ病と診断された。
同時期に橋本病とも診断された。
30代後半にアレルギー性喘息と診断される。
週一回のペースで治療をスタート。
首に問題があるので、その問題を改善するためのツボを中心に使用した。
また、ストレスと東洋医学の五臓の中の肝には密接な関係があり、ストレスがこの患者さんの症状を増悪させているので、それを取り除くために肝のツボを使用。
実際に使用したツボは、太衝 中封 陰陵泉 上四瀆 曲池 滑肉門
一回目の治療後、腕のしびれはなくなった。痛み止めも使用しないで済む。
二回目の治療で、初診時10→4程度になる。
三回目の治療で、初診時10→2に。
順調に改善していたが、五回目の治療の前の週に、会社でいろいろとあり(昔トラウマとなった部署に関わることがあった)症状がぶり返した。
五回の治療で、状態は10→2~3程度に保たれている。
その後も、更なる状態の改善とメンテナンスを兼ねて、同様に週一回のペースで五回の治療をおこない、その後は二週に一回の治療間隔に広げ、同様の治療をおこなっていった。
肩こり、肩甲骨のこり、腰の痛みなど、その時々の状態に合わせての治療、
また、職場で強いストレスを感じた時は症状がぶり返すこともあり、その時はその症状に対処していった。
4ヶ月が過ぎたところで、月一回の治療間隔に広げた。
その後半年で、症状は落ち着いてきたので略治とした。
この患者さんはメンタル的な弱さをもっている方で、またうつとも診断されています。
会社でトラウマとなることがあり(具体的な内容は聞いていない)、それを引きずっているとともに、それが体の症状にもつながっている状態であった。
ストレスによって精神的な緊張状態が生れると、無意識的に体の緊張状態も生まれてきてしまいます。
それによって、さまざまな体の症状につながって行きます。
この患者さんは、左の首や肩にもともと問題があったのでしょう。
一番弱い部分に影響が出やすいものです。
東洋医学では、体の中で弱っているところがあれば、そこに症状が発生するという意味の言葉があります。
このため、左の首肩を緩めることが一番のメインの治療となりました。
また、肝とストレスとの関係を東洋医学では重視しているので、肝の治療と合わせておこなっていきました。
大成堂中医針灸院
院長 藤田 勇
脳の反射を利用した刺さない鍼を用いて、
病院で検査や治療を受けても解消しない体の悩みに
どうしていいのかわからない人たちを治療。
大学病院(日本医科大学・自治医科大学)で
計10年以上鍼灸外来を担当。
鍼灸臨床歴20年、のべ19,000人以上を治療。
刺す鍼から、刺さない鍼へ
刺さない鍼は、ハーバード大学で認められた鍼灸治療スタイルと、
中国でレジェンドと呼ばれる老師達に学んだテクニックを組み合わせ、
日本で多くの先生達から学んだ知識と技術、
解剖学、生理学、心理学といった西洋医学の知識、
さらに20年の臨床現場での経験を組み合わせて熟成させた、
大成堂オリジナルの技術。
(昼休み13:30~15:00は電話がつながりませんので、LINEかメールをご利用ください)