機能性ディスペプシア(FD)で病院を受診し、胃薬や漢方を処方されたものの、症状が一向に良くならない…そんな経験はありませんか?
こう感じている方は少なくありません。
この記事では、なぜ薬だけでは改善しないのか、そして、慢性化を防ぐための具体的な方法をお伝えします。
機能性ディスペプシアの症状には、「検査で異常は見つからないのに不調が続く」という特徴があります。
その背景には、自律神経のバランスの乱れがあります。
人間の体は、緊張やストレスを感じると「交感神経」が優位になり、逆にリラックス時には「副交感神経」が働いて、胃腸の消化活動を助けます。
ところが、ストレスや不安が長く続くと、胃の動きが低下し、胃酸の分泌も不安定になり、結果として不快な症状が続いてしまうのです。
薬は「胃酸の分泌を抑える」「消化を促す」などの対処には効果がありますが、自律神経の調整まではサポートできません。
「食べるとまた具合が悪くなるかもしれない」
「気持ち悪くなったらどうしよう…」
そんな**“予期不安”**が、無意識にあなたの体を緊張させてしまっています。
これは心理的な問題ではなく、れっきとした身体の反応です。
この状態が続くと、脳がストレスを感じやすくなり、自律神経が乱れ、さらに胃腸の働きが悪化する、という悪循環のスパイラルに陥ります。
つまり、薬では改善できない「心と体の緊張」が、治らない原因のひとつになっているのです。
薬は、症状の緩和や一時的な回復には効果的ですが、そもそも症状を繰り返す体質を変えることはできません。
たとえば中医学では、機能性ディスペプシアの患者さんの多くが以下のような体質傾向を持つと考えます。
薬ではこういった体質改善にはアプローチできません。
だからこそ、同じ薬を繰り返し使っても、症状が再発するのです。
薬では届かない「自律神経」には、やさしく・継続的に整える施術が効果的です。
当院・大成堂中医針灸院では、“刺さない鍼”を使った治療を通して、自律神経系・メンタル系・消化器系にアプローチし、体が本来持っている調整力を回復させます。
副交感神経が優位になることで、施術中にお腹がなる方も多く、「自然とお腹が空く」「少しずつ食事が楽しめる」状態へと変わっていきます。
機能性ディスペプシアの方は、「食べることそのもの」が不安になってしまっています。
そこで重要なのが、食事の“成功体験”を積み重ねていくことです。
以下のような小さな工夫が有効です。
食事のたびに「大丈夫だった」という実感を増やしていくことで、心の安心感と胃腸の働きの回復が、ゆっくりと進んでいきます。
機能性ディスペプシアは、「胃の不調」というよりも、“体質と心の癖”が症状として現れているケースが多く見られます。
そんな特徴に心当たりはありませんか?
当院では、あなたの体質を丁寧に確認し、体・心・食事・生活習慣すべてを整えるご提案をしています。
機能性ディスペプシアは、決して「治らない病気」ではありません。
ただ、薬だけに頼っていては、体の本当の声に気づくことが難しいのも事実です。
その答えは、あなたの身体の中に必ずあります。
「もう全部試した」
「このまま一生この不調と付き合っていくのだろうか」
そう感じている方も大丈夫。
薬以外の方法にも目を向けることで、身体は確実に変わっていきます。
私たちは、そんな方の「最後の駆け込み寺」になれるよう、心と体にやさしい施術を提供しています。
大成堂中医針灸院では、機能性ディスペプシアで食べるのが怖くなった女性に向け、心身一体となった施術を行っています。
どこへ行っても改善しなかった方こそ、一度ご相談ください。
一人で悩まず、ご自身の心と体を守る第一歩を踏み出していきましょう。
大成堂中医針灸院
院長 藤田 勇
脳の反射を利用した刺さない鍼を用いて、
病院で検査や治療を受けても解消しない体の悩みに
どうしていいのかわからない人たちを治療。
大学病院(日本医科大学・自治医科大学)で
計10年以上鍼灸外来を担当。
鍼灸臨床歴20年、のべ19,000人以上を治療。
刺す鍼から、刺さない鍼へ
刺さない鍼は、ハーバード大学で認められた鍼灸治療スタイルと、
中国でレジェンドと呼ばれる老師達に学んだテクニックを組み合わせ、
日本で多くの先生達から学んだ知識と技術、
解剖学、生理学、心理学といった西洋医学の知識、
さらに20年の臨床現場での経験を組み合わせて熟成させた、
大成堂オリジナルの技術。
(昼休み13:30~15:00は電話がつながりませんので、LINEかメールをご利用ください)