ホットフラッシュとは更年期におこる代表的な症状です。
急に体が熱くなる、顔が火照る、発汗するといった症状が起こります。
卵子から分泌される女性ホルモンのエストロゲンが、加齢とともに少なくなってくることがきっかけとなります。
本来あるはずのエストロゲンが減ったのに、それに対応できずもっとエストロゲンを出そうと体はあせります。
そして、そのあせりが全身のホルモンと自律神経のバランスをくずしてしまうことが更年期の症状です。
ホットフラッシュは、血管を開閉する自律神経のバランスの乱れから起こると考えられています。
ホットフラッシュの対処法としては、少なくなっているエストロゲンを補充するHRT(ホルモン補充療法)が有名ですが、
イギリスのデイリーグラフ紙には、ホットフラッシュに対して鍼灸治療が効果あるという記事が掲載されています。
記事には、更年期の専門誌メノポーズに、「更年期のホットフラッシュに対して、鍼灸がどの程度効果があるのか?」のデータが発表されたと書かれています。
ホットフラッシュの症状がある女性200人に対して、半年間で20回の鍼灸治療を受けたグループと、受けなかったグループに分けて結果を比較しました。
鍼灸治療を受けたグループの47%が、8週間以内にホットフラッシュの頻度が減少したとのことで、12%の女性は8割方改善し、4%の女性は完全に治ったとのことです。
実験の結果を受けて以下のような結論が出されています。
・ホットフラッシュに悩む女性は、低コスト、低リスクの治療として鍼灸をためす価値がある
・鍼灸を受けると、効果があるかどうかがすぐにわかる
・だいたい3~4週間で効果があったかがわかる
※実際の記事が掲載されているサイト
このデイリーテレグラフの記事には、どのツボにどのような鍼灸の施術をおこなったかまでは詳しく紹介されていません。
全身的に施術をしていると思われますが、
せっかくですので当院でホットフラッシュに対して効果が認められているツボのご紹介をしたいと思います。
照海がそのツボになります。
大成堂中医針灸院
院長 藤田 勇
脳の反射を利用した刺さない鍼を用いて、
病院で検査や治療を受けても解消しない体の悩みに
どうしていいのかわからない人たちを治療。
大学病院(日本医科大学・自治医科大学)で
計10年以上鍼灸外来を担当。
鍼灸臨床歴20年、のべ19,000人以上を治療。
刺す鍼から、刺さない鍼へ
刺さない鍼は、ハーバード大学で認められた鍼灸治療スタイルと、
中国でレジェンドと呼ばれる老師達に学んだテクニックを組み合わせ、
日本で多くの先生達から学んだ知識と技術、
解剖学、生理学、心理学といった西洋医学の知識、
さらに20年の臨床現場での経験を組み合わせて熟成させた、
大成堂オリジナルの技術。
(昼休み13:30~15:00は電話がつながりませんので、LINEかメールをご利用ください)