長年、耳鳴りが気になって耳鼻科に通っているけれど、なかなか治らない。そんな経験はありませんか?
実は、耳鳴りは「薬」だけでは根本的に改善しないケースがほとんどです。
この記事では、なぜ耳鼻科で耳鳴りが治らないのか、その理由と、東洋医学を活用した根本的なアプローチについて解説します。
耳鼻科での耳鳴りの治療が難しいのには、明確な理由があります。
「耳鳴り診療ガイドライン」によると、薬による治療の効果は限定的とされており、推奨されていないのが現実です。
唯一、Aランクで効果があるとされているのは認知行動療法(CBT)です。
また「TRT(Tinnitus Retraining Therapy)」という、耳鳴りを意識させない音を流す補聴器型の機器を用いた治療法も推奨されていますが、これも最初に行う教育的カウンセリングが効果のカギとなっていて、このカウンセリングがほぼ認知行動療法と同じ内容になります。
しかし、これらの治療法を耳鼻科で丁寧に受けられる場所は、非常に限られています。
耳鳴りは単なる耳の問題ではなく、「脳」がとらわれてしまうことで増幅されていきます。
これが耳鳴りが解消しにくい大きな要因の一つです。
この“とらわれ”を外すことが、改善への第一歩になります。
心臓から出た血液は、首を通って頭に巡っていきます。その途中で耳の中にも血液が巡っていきます。このため首の詰まり(西洋医学的にはトリガーポイントと呼びます)があることで、耳への血液の巡りが邪魔されてしまいます。
また頭の中を巡る水である脳脊髄液も首の詰まりがあることで邪魔されてしまいます。脳脊髄液と耳のリンパ液は管を通してつながっています。このため脳脊髄液の巡りを良くすることが耳のリンパの流れを良くすることにも繋がってきます。
このため「首の詰まり(トリガーポイント)」を改善させることで、耳への血流とリンパの流れが整い、耳鳴りの状況を変化させることが期待できます。
耳「治神」とは、東洋医学の本質的な考え方で、心の状態を整える技術です。
「耳鳴りを治そうとしない」という逆説的な心構えを持つことで、耳鳴りへの囚われから解放され、症状の軽減につながります。
首の緊張を和らげて血流を促進
まずは東洋医学の根本的な耳鳴り解消アプローチの1つめ「首・耳周囲の詰まり(トリガーポイント)をほぐす」ためのセルフケアになります。
耳と関連のあるツボ。リンパの流れを促します。
これも東洋医学の根本的な耳鳴り解消アプローチの1つめ「首・耳周囲の詰まり(トリガーポイント)をほぐす」ためのセルフケアで、特に耳周囲の詰まりに対するものです。
無理に抑えようとせず、受け入れる姿勢を持つ。
これは東洋医学の根本的な耳鳴り解消アプローチの2つめ「脳の“とらわれ”を断つ「治神(ちしん)」で、耳鳴りを撃退するために一番重要なセルフケアになります。
キーワードは「治らなかったら治らなくてもいいや」です。
もっと詳しくこのセルフケアのやり方を知りたい場合、この内容をテーマにしたYouTubeの中で実演入りでセルフケアの紹介をしています。
耳鼻科でなかなか治らなかった耳鳴りも、「首・耳周囲の詰まり(トリガーポイント)をほぐす」ことと「脳の“とらわれ”を断つ」こと」の両方にアプローチすることで、改善の可能性が大きく広がります。
ぜひ、今すぐ今日から始められるケアを取り入れてみてください。
群馬県伊勢崎市にある「大成堂中医針灸院」では、「刺さない鍼」によって心と体を整える施術を行っています。
耳鳴りはもちろん、自律神経の乱れ、心身症のご相談も多数お受けしています。
詳細は以下のリンクからご覧ください。
大成堂中医針灸院の耳鳴り専門鍼灸
大成堂中医針灸院
院長 藤田 勇
脳の反射を利用した刺さない鍼を用いて、
病院で検査や治療を受けても解消しない体の悩みに
どうしていいのかわからない人たちを治療。
大学病院(日本医科大学・自治医科大学)で
計10年以上鍼灸外来を担当。
鍼灸臨床歴20年、のべ19,000人以上を治療。
刺す鍼から、刺さない鍼へ
刺さない鍼は、ハーバード大学で認められた鍼灸治療スタイルと、
中国でレジェンドと呼ばれる老師達に学んだテクニックを組み合わせ、
日本で多くの先生達から学んだ知識と技術、
解剖学、生理学、心理学といった西洋医学の知識、
さらに20年の臨床現場での経験を組み合わせて熟成させた、
大成堂オリジナルの技術。
(昼休み13:30~15:00は電話がつながりませんので、LINEかメールをご利用ください)