平成14年 天津中医学院留学。
平成17年 大成堂中医針灸院を開院。
平成17年~22年
自治医科大学麻酔科鍼灸外来を担当。
平成17年~27年
日本医科大学東洋医学科鍼灸外来を担当。
国家資格・鍼灸師
後藤学園中医学研究所客員研究員
日本統合医療学会(IMJ)群馬県支部副支部長
NLPプラクティショナー
認定オーソモレキュラー・ニュートリション・プロフェッショナル
大成堂の刺さない鍼は、20年間の鍼灸師としての経験から生まれた、大成堂でしか受けることができない技術です。
中国で鍼灸名人のもとでの修行で腕を磨き、二つの大学病院の鍼灸外来で経験を積み、ハーバード大学でも取り入れられている長野式鍼灸治療法という日本の治療スタイルを学び、日本の名人と名高い治療家をたずねて教えを受け、すべてを一つにして生まれました。
こういった経緯で鍼灸の技を磨いてきましたが、首を中心に治療をする現在の施術スタイルが生まれたのは一人の患者さんとの出会いが大きなきっかけです。
それは、まだ鍼灸師となって日が浅かったころの話です。当時働いていた治療院で、頭痛とめまいに悩む70代の女性の方を担当することになりました。
当時、未熟な技術しかなかった私でしたが、その女性は毎週私の施術を楽しみにして受けに来てくれました。
施術直後は楽になるのですが、またすぐに元に戻ってしまいます。
私は、何とかこの女性の期待に応えたいと、解剖学書を引っ張り出して学びなおしたり、経験豊かな先生たちの治療報告をみて参考にしたり、先輩鍼灸師に相談したりしました。
そんなことを繰り返し、私がその治療院で働いていた期間ずっと通ってくれていました。
私が中国へ修行を行くためにその治療院を辞めることになり、結局はその方の期待に答えることが出来ませんでした。
このことが私の心の中にずっと残っていたからこそ、首を治療することの重要性に気づくことができ、当時とは比較にならない効果をあげられるようになったのだと思います。
あの時の悔しい思いをしたくないという想いが、これまでの技術を追求してきた原動力になったのでしょう。
これからも、大成堂を信頼し真剣に施術を受けに通ってくれる患者さんのために、お役にたてるよう一生涯技術向上の探求を続けていきます。
それが、つたない技術しかなかった私の施術を信頼し受け続けてくれた患者さん達への恩返しだと思っています。