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PCOSと診断され二ヶ月に一回の生理不順に悩でいた30代女性が妊娠するまでの経緯【改善事例】

E・T様

31歳 女性 群馬県 太田市

初診

平成27年11月11日

お悩みの症状

生理不順。二ヶ月に一回の生理。

E・T様が当院に来院された経緯

当初Tさんはまだ未婚でしたが、将来結婚をして希望した時に妊娠出来るように、生理不順を今から良くしておきたいと思い来院されました。

生理は20代のころからずっと遅れがちでした。

一年半前にPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)と診断されてピルを一年間服用していました。服用開始から半年は30日に一回の生理が来るようになっていましたが、その後は2ヶ月に一回に戻ってしまいました。

交際している人もいて、結婚も視野に入ってきていることもあり、何か良い方法は無いかと思い「女性ホルモン」「生理不順」といったキーワードでネットを調べていたところ、大成堂を見つけ連絡をされてきました。

初回カウンセリングの様子

Tさん、こんにちは。本日治療を担当する院長の藤田です。

まずはお体の状態を詳しく教えていただけますか?

20代後半から生理不順がひどくなり、生理が来ないことがストレスでイライラしてしまうようになってしまいました。

一時期ピルを飲んでいたのですが、最初は生理も順調になったのですが、また不順になってしまい止めてしまいました。

現在生理の周期は二ヶ月に一回程度です。

生理が遅れることで、それがストレスになるのですね。

ストレスによって、また生理は不順になりますから、悪循環に陥っていますね。

イライラしてしまうので、こんな生活はやめたいと思っています。

交際している人もいて、まだ分かりませんが将来結婚するとして、今から生理を整えておきたいと思っています。

生理の時の状況を教えてください。

生理痛はありますが、薬は飲んでいません。

生理前はイライラしたり、気持ちの落ち込みが強いです。食欲も増進します。

Tさんのお体の状態はだいたい分かりました。

Tさんの生理を順調にして、将来結婚をしたときのために妊娠しやすい体を準備していきましょう。

では、更に詳しく検査をして、お体を診ていきますのでこちらにどうぞ。

検査の結果

脈を診ると、弱くてエネルギー不足ですが、その中に緊張が存在していました。

緊張しやすく、ドキドキしやすく、首肩こりもあり、無意識に緊張しやすい体だというのが分かります。

お腹を診ると、血のめぐりの悪さ(瘀血)と、副腎疲労の存在が見て取れました。

また骨盤内血液循環不全のサインも出ていました。

緊張が続いたことで、副腎が疲弊し、血のめぐりが悪い状態なっている体だということが浮き彫りになってきました。

初回の治療

骨盤内の血液循環を高めるためのツボと、瘀血を取り除くためのツボを使用し、強力に血のめぐりを高めた。

卵巣の機能を高めるためのツボも使用。

加えて、不妊のツボとして有名な中条流のツボも使用。

中上流のツボは、江戸時代から使われている歴史のある不妊のためのツボです。

使用したツボは、陰陵泉 中封 復溜 崑崙 次髎 梨状etc

セルフ灸の指導もした。

経過

二診目(11月19日)

セルフ灸をしたが、煙の臭いがダメ。

無煙のせんねん灸も使ったがダメ。

仕方がないので、セルフ灸をしてもらうのは断念に、治療したツボに置き鍼を貼ってお灸の代わりとすることにした。

三診目(11月27日) 

肩こりがやや良くなった。

5日前に高温期に入ったようだったが、また下がってしまい、高温期が安定していない。

四診目(12月4日)

イライラする。お腹がすく。肌荒れがある。

緊張感は減ってきた。眠れるようになってきた。

五診目(12月10日)

前回の心臓のツボで緩んだ感じがする。

緊張しなくなっている。夜も眠れる。

六診目(12月18日) 

首肩がこる。腰が痛い。

七診目(12月29日) 

4日前から高温期が続いている。

八診目(平成28年1月6日) 

腰は、置き鍼が貼ってある間は楽だった。

はがしたら痛みが戻ってきた。

九診目(1月15日) 

腰の痛みは10→3レベル。

肩はちょっと楽。

1月7日に生理になり、6日間。いつもと同じ生理の状況だった。

十診目(1月22日)

腰はだいぶ良くなった。

肩も良くなっているが、まだある。

1月13日に生理が終わり、まだ低温期。

十一診目(1月29日)

腰は良い。肩はまだある。

まだ低温期。

寝る時に足の裏に樹液シートを貼っている。

十二診目(2月5日)

今日、体温が上がったと思ったが、二回目に体温を測ったら下がっていた。

腰は大丈夫。

肩もだいぶ良い。

十三診目(2月17日)

肩こりは、自分で肩をもむようなことが無くなった。

腰は大丈夫。

仕事をしている時にドキドキすることがあった。

交際している彼氏の両親と会ってきた。

十四診目(3月4日)

前回治療4日後に生理が来た。

1日目、2日目は量が多く、6日間。

十五診目(3月18日)

肩こり強い。

緊張はあまりしないようになった。

甘いものは、意識して控えている。

十六診目(4月1日)

肩こりがひどい。

十八診目(4月29日)

体調的に大きな変化は無し。

結婚前に彼氏と一緒に住むことになる。

※これ以降、不定期に来院。

二十二診目(12月28日)

生理は38日周期

肩がこる。

生理前に眠い、食欲亢進していた。

二十三診目(平成29年2月4日)

今年10月に結婚することになった。

結婚をしたら、本格的に妊活をしていく。

生理39日周期

二十六診目(6月3日)

職場が移動になって、落ち着かない場所になった。

生理は33日周期

二十八診目(11月16日)

10月の結婚式は無事終わった。これからは積極的に妊活をしていく予定

今回の生理は29日周期

二十九診目(12月1日)

生理は30日周期

三十診目(12月23日)

生理は34日周期

今回、生理痛は全くなかった。

三十一診目(平成30年1月19日)

昨年年末27日28日にタイミング法をしたが、30日が排卵だったので微妙。

今回はダメかも・・・

三十二診目(1月19日)

妊娠した。現在9週目。

このため、今回から妊活ではなく、安産の施術に移行。

三十三診目(3月23日)

来週14週目に入る。

悪い夢をよく見るようになった。

仕事は6月中旬までする予定。

三十四診目(4月28日)

六ヶ月になった。順調。

悪い夢はみなくなった。

三十五診目(5月19日)

便秘がちになった。

予定日は9月23日

総括

卵巣の中には、沢山の卵の素があります。

この中のいくつかが毎月大きくなっていき、その中でも一番健康な卵が育って排卵となります。

PCOSでは、中途半端な卵がたくさん育ってしまい、排卵もしにくい状態になります。

なかなか排卵されないと、脳下垂体からLH(黄体化ホルモン)と呼ばれるホルモンがたくさん分泌されて卵巣の皮が硬くなってしまい、余計に排卵しにくい状態となってしまい、無排卵や月経周期が長くなってしまうのです。

Tさんは来院時、生理周期は2ヶ月に一度でした。

まだ結婚もしておらず、切羽詰まった状況でもない中で、まずは骨盤内の血のめぐりを高めて、健全な卵が育つ環境を作っていくことになりました。

治療を続けていく中で、生理の周期が30日前後と正常になってきた時期と、結婚をしてタイミング法での妊活を開始した時期が、ちょうど良いタイミングとなり、すぐに妊娠をされました。

現在は、妊娠中のケアとして安産のために治療を継続中です。

(昼休み13:30~15:00は電話がつながりませんので、LINEかメールをご利用ください)

Call: 0270-21-8989