56歳 女性 群馬県 伊勢崎市
平成28年11月2日
ガンガン痛む頭痛
1ヶ月前に軽い頭痛を感じるようになっていた。
1週間前から痛みを強く感じるようになってくる。頭の左側に強く感じている。
昨日、朝は大丈夫だったが、夕方からガンガンするほどの痛みがある。
もともと体が疲れやすく、体にパワーが欲しい。
検査を行っていくと、頸椎の3番に問題がありました。
頸椎の3番の異常は、頭痛やめまいにもつながってくるポイントで、案の定この患者さんにも問題が見られました。
また、糖質過剰のサインも出ていました。
糖質過剰により糖代謝の異常がおこると、筋のコンディションに悪影響を与え頭痛の原因にもなります。
あとは左側の脳底動脈不全のサインも出ていました。
脈を診ると、交感神経が高まっていて、心身が緊張状態であることが伺われました。
週に一回のペースで治療をスタート。
検査の結果を受けて、頸椎3番の調整、糖代謝の調整、脳底動脈の循環の調整に対する治療をおこなった。
使用したツボは、陰陵泉 四瀆 太白 関門 曲池 崑崙 天柱 etc
一回目の治療後(11月8日)、何日かは頭痛が残っている感じだったが、その後は無くなり今も頭痛は無い。左の首肩が固まっているような感じがする。
二回目の治療後(11月15日)、頭痛は出ていない。左の首肩の重い感じが残っている。
三回目の治療後(11月22日)、頭痛は全く出ていない。左の首肩の重い感じは8割程度は無くなった。
※状態が良いので、二週に一回ペースの治療に変更。
四回目の治療後(12月6日)、頭痛はない。左の重さはほんの少し感じる程度。
五回目の治療後(12月27日)、頭痛なし。少し首肩がこる程度。
※頭痛は略治とし、以後メンテナンスとして月一ペースでの治療となる。
マラソン大会が3月にありエントリーしているので、それに向けてのコンディション作りをする。
六回目の治療後(平成29年1月27日)、年末年始は暴飲暴食した。寒いのでウォーキングのみをしている。
七回目の治療後(2月28日)、ウォーキング時に足上げをすると左右のバランスが乱れることに気付いた。
※次回以降は二ヶ月に一回のペースに変更となり、現在も通院中。
この患者さんは、大成堂に通院されている方からの紹介で来院されました。
以前から、その知り合いの人から大成堂のことを聞かされていても、実際治療を受けようとは思わなかったとのことでした。
やはり、鍼灸は痛い恐いというイメージが持たれてしまうので、良いと聞かされても気軽に受けない方が多いですね。
そして、よく言われるのが「もっと早く来ればよかった」なんです。
一回目の治療後、数日は頭痛が残っていたようですが、その後は頭痛も消えて、それ以降は頭痛は全く起こらなくなりました。
この患者さんの頭痛は左に強く痛みが出ていました。
検査をしていくと、頚椎の3番、特に左側に問題が見られました。
頚椎(特に3番)の問題は、めまいや頭痛に直結してくるので要チェックのポイントとなります。
ここを改善させなければ、いくら痛み止めなどで痛みを抑えても、頭痛が繰り返されるのは当然です。
この患者さんの頚椎3番で左側を緩めていったことで、頭痛は一回で無くなってしまいました。
頭痛だからといって、頭を見ていても病の本質に治療が出来なければ、改善はできないということは肝に銘じておきたいものです。
大成堂中医針灸院
院長 藤田 勇
脳の反射を利用した刺さない鍼を用いて、
病院で検査や治療を受けても解消しない体の悩みに
どうしていいのかわからない人たちを治療。
大学病院(日本医科大学・自治医科大学)で
計10年以上鍼灸外来を担当。
鍼灸臨床歴20年、のべ19,000人以上を治療。
刺す鍼から、刺さない鍼へ
刺さない鍼は、ハーバード大学で認められた鍼灸治療スタイルと、
中国でレジェンドと呼ばれる老師達に学んだテクニックを組み合わせ、
日本で多くの先生達から学んだ知識と技術、
解剖学、生理学、心理学といった西洋医学の知識、
さらに20年の臨床現場での経験を組み合わせて熟成させた、
大成堂オリジナルの技術。
(昼休み13:30~15:00は電話がつながりませんので、LINEかメールをご利用ください)