8歳 男性 群馬県 桐生市
平成28年11月
扁桃腺炎
赤ちゃんの時からいびきを良くしていた。
病院では摘出するまでもないとは言われている。
月に一回は喉カゼをひいて、熱発する。
中耳炎に繰り返しなる。
扁桃腺にはお灸が効果的であるため、扁桃腺強化のお灸のみ(せんねん灸)で治療をおこなった。
使用したツボは、大椎 曲池 天牖
二回当院でのお灸をして、その後は自宅でのお灸を続けてもらった。
この患者さんは、大成堂の裏メニューである、風邪の一年灸を毎年受けに来院される患者さんのお知り合いのお子さんでした。
風邪の一年灸は、直接肌にモグサをのせてお灸をする、昔ながらの熱いお灸です。
8歳の子に、それを行うのは酷だと思い、効果的には弱くなってしまいますが、せんねん灸でセルフ灸も頑張ってもらう方針にしました。
二回の治療のあと、ぱったりと来院されなくなっていました。
どうしたかと気になっていましたが、その後に風邪の一年灸を受けに来院された患者さんにお話しを伺うことができました。
熱は出なくなったとのことでしたが、扁桃腺の腫れがひかないため、結局手術をすることになったとのことでした。
扁桃腺の場合、ある程度までの腫れならお灸でひいていくのですが、一定以上になってしまうと簡単にひかなくなってしまうので、手術をしてしまう方が早い場合があります。
他にも、同様に大きな扁桃腺の腫れの患者さんが手術に至り、術後のケアとしてお灸治療に通われているケースがあります。
一番良いのは、扁桃腺が弱い、腫れやすい、風邪をひくと喉から、などのような状態の時に、しっかりとお灸をしていくことです。
火事も、ボヤの時が一番消火しやすいものです。
大火事になってしまっては、そう簡単には鎮火できません。
早め早めの対処が一番ですね。
大成堂中医針灸院
院長 藤田 勇
脳の反射を利用した刺さない鍼を用いて、
病院で検査や治療を受けても解消しない体の悩みに
どうしていいのかわからない人たちを治療。
大学病院(日本医科大学・自治医科大学)で
計10年以上鍼灸外来を担当。
鍼灸臨床歴20年、のべ19,000人以上を治療。
刺す鍼から、刺さない鍼へ
刺さない鍼は、ハーバード大学で認められた鍼灸治療スタイルと、
中国でレジェンドと呼ばれる老師達に学んだテクニックを組み合わせ、
日本で多くの先生達から学んだ知識と技術、
解剖学、生理学、心理学といった西洋医学の知識、
さらに20年の臨床現場での経験を組み合わせて熟成させた、
大成堂オリジナルの技術。
(昼休み13:30~15:00は電話がつながりませんので、LINEかメールをご利用ください)