65歳 女性 群馬県 伊勢崎市
左ひざの痛み 指の関節の痛み 右肩の痛み
10年以上前から左膝の痛みがある。
膝を曲げるのが辛く、正座ができない。
歩行、自転車に乗る時に膝の痛みが強い。
指はへバーデン結節で変形している。
曲げると痛い。
右肩は挙げる時に肩の後ろが痛む。長年テニスをしていて負担をかけていた。
週に一回のペースで治療をスタート。
膝の治療をメインに、扁桃弱体の状態が見受けられるので、それに対応するツボを使用した。
使用したツボは、陰陵泉 商丘 足三里 四瀆 曲池 失眠etc
一回目の治療後、膝の痛みは10→3程度に軽減した。
歩行時の痛み軽減。自転車に飛び乗れた。
二回目の治療後、3日後に運動をしてその次の日に膝の痛みが一時的に悪くなったが、すぐに良くなった。
膝の状態は良い感じ。
きゅうりを植える準備で体が疲れる。
三回目の治療後、一度つまずいて膝に負荷をかけてしまった。
膝に違和感が残ったが、自分でお灸をしたら消失した。
へバーデン結節は痛い。
右肩は最初の時よりは軽くなっている。
五回の治療で、膝の状態は悪くない。
自転車に乗れる、段差を降りる時に膝が痛くない。
現在も週に一回のペースで治療継続中。
この患者さんは、前回の症例に登場したキュウリ農家のお母さんです。
鍼灸を受けて非常に体が改善した息子さんに紹介されて来院されました。
親子そろって、鍼灸の刺激に素直に反応して、体が改善の方向に向かいやすい体質でした。
そのため、かなり順調に改善傾向を示していました。
よくよく聞くと、叔父さんが柔道整復の先生だったそうです。
そして、よく治療をしてもらっていたそうです。叔父さんが亡くなってからは、治療は受けていなかったそうですが。
長年治療を受けていたことで、体が良い反応を起こしやすい状態に変化していか可能性も考えられます。
中国では鍼灸の治療をする時に、気功の練習を同時に行っていくことで効果を出やすくすることがあります。
これは、東洋医学的に言うと、気血がめぐりやすい状態に体を持っていくという意味があります。
スポーツをしている人も、鍼灸の治療が効きやすいケースが多いのですが、これも同じ理由です。
この患者さんの場合は、小さいころから柔道整復の叔父さんに治療を受けていたことで、同じ状態になっているとも考えられます。
大成堂中医針灸院
院長 藤田 勇
脳の反射を利用した刺さない鍼を用いて、
病院で検査や治療を受けても解消しない体の悩みに
どうしていいのかわからない人たちを治療。
大学病院(日本医科大学・自治医科大学)で
計10年以上鍼灸外来を担当。
鍼灸臨床歴20年、のべ19,000人以上を治療。
刺す鍼から、刺さない鍼へ
刺さない鍼は、ハーバード大学で認められた鍼灸治療スタイルと、
中国でレジェンドと呼ばれる老師達に学んだテクニックを組み合わせ、
日本で多くの先生達から学んだ知識と技術、
解剖学、生理学、心理学といった西洋医学の知識、
さらに20年の臨床現場での経験を組み合わせて熟成させた、
大成堂オリジナルの技術。
(昼休み13:30~15:00は電話がつながりませんので、LINEかメールをご利用ください)