74歳 女性 群馬県 渋川市
めまい 首の痛み 頭痛
1年前に突然めまいに襲われる。
朝起きた時にフワーっとなって、嘔吐した。
次の日に入院し、10日後に一旦良くなり退院。
その3日後に、群馬大学附属病院を受診し、脳循環不全と診断される。
9ヶ月後、ご主人が胃潰瘍、すい臓、大腸の問題で入院しバタバタしていた。
翌月から、再びめまいが出現し、首の痛みも強く感じるようになる。
ふらつき、後頚部の痛み。
左肩が痛い。
週に一回のペースで治療をスタート。
頸椎の問題、椎骨脳底動脈不全が認められるので、それに対する治療もおこなった。
使用したツボは、陰陵泉 四瀆 曲泉 合谷 崑崙 天柱 etc
一回目の治療直後、車に乗るまでめまいが起こりそうだったが、家に帰ってからだんだん軽くなった。
後頚部の痛みは変わらず。
二回目の治療後、めまいは10→5。
三回目の治療後、めまい10→4.
朝起きて、立ち上がる時にめまいが出る。
後頚部痛い。
四回目の治療後、めまいはほとんど無し。
後頚部は治療後三日目頃より少し軽減した。
五回目の治療後、めまいは落ち着いている。
後頚部の痛み不変。
六、七、八、九回と治療を重ねるも、後頚部の痛みは治療直後は楽になるが不変。
そして「今日で治療を終わりにさせてくださいと」患者本人に告げられ、治療終了となる。
この患者さんは、五回目の治療辺りから、ご主人の知り合いで磁力線の治療をするところに、半ば強引にご主人に連れられて通い始めたと、本人より告げられました。
患者さん本人は、気のりしてないようでした。
また、息子さんから「家族に迷惑をかけている」と言われていると漏らしていて、いろいろと家庭事情が複雑なようでした。
治療の最中、上記のような話(愚痴)を良くされていました。
長年いろいろな患者さんを治療してきていると、治りやすい人と治りにくい人が見分けられるようになってきます。
この患者さんは、完全に治りにくいタイプの部類に入っていました。
ネガティブな所に意識を持っていきやすく、例えばめまいが改善してきているのに、そこはスルーしてしまい、今ある後頚部の痛みばかりにフォーカスしてしまっていました。
コップにいっぱい入った水を半分ほど飲んで、残り半分の水を見た時に、
「まだ半分も残っている」と思うのか、
「もう半分しか残っていない」と思うのか、
同じ事実でも全く違った捉え方になります。
前者の思考タイプの人は治りやすい傾向があり、後者の思考タイプの人は治りにくい傾向にあります。
大成堂中医針灸院
院長 藤田 勇
脳の反射を利用した刺さない鍼を用いて、
病院で検査や治療を受けても解消しない体の悩みに
どうしていいのかわからない人たちを治療。
大学病院(日本医科大学・自治医科大学)で
計10年以上鍼灸外来を担当。
鍼灸臨床歴20年、のべ19,000人以上を治療。
刺す鍼から、刺さない鍼へ
刺さない鍼は、ハーバード大学で認められた鍼灸治療スタイルと、
中国でレジェンドと呼ばれる老師達に学んだテクニックを組み合わせ、
日本で多くの先生達から学んだ知識と技術、
解剖学、生理学、心理学といった西洋医学の知識、
さらに20年の臨床現場での経験を組み合わせて熟成させた、
大成堂オリジナルの技術。
(昼休み13:30~15:00は電話がつながりませんので、LINEかメールをご利用ください)