40歳 男性 群馬県 前橋市
めまい 首肩こり
2年前よりめまいが出るようになる。
当時、運転で後ろを振り返る時に出るようになった。
内科でMRIの検査をしても問題が見つからず、抗うつ剤を処方されたが効果は無かった。
漢方(ツムラ39苓桂朮甘湯)、アデホスコーワで少し良い感じだった。
耳鼻科での検査も問題なし。
常に頭がボーッとして、首を速く動かすとクラっとする。左頚部の奥に違和感を感じる。
一ヶ月前からカイロプラクティックに通っている。治療後は楽になるがまたもとに戻ってしまう。
10年前に交通事故で、横を向いている時に追突され、左頚部に衝撃を受けた。その時も鍼治療をうけた。
10年ほど前より血圧が高く(160/90)、7年前より降圧剤を服用している(140/85~90)。
腎臓結石から腹膜炎になり手術を受けた。
睡眠時無呼吸症候群。
週に一回のペースで治療をスタート。
頸椎の問題、椎骨脳底動脈不全、後頭下筋のトリガーポイント、瘀血の問題が認められ、それに対する治療をおこなった。
使用したツボは、中封 陰谷 四瀆 曲泉 崑崙 後頭下筋トリガーポイントetc
一回目の治療後、めまいは半分ぐらいに軽減。
日によって夕方あたりにめまいが強くなる。
二回目の治療後、めまいは10→4。
朝起きる時や、夜にめまいが起こることがある。
三回目の治療後、めまいは全快と同じ。
疲れた時にめまいが出る。
四回目の治療後、めまい10→3程度。
五回目の治療後、めまいはほとんど無し。
疲れた時に、首に少し違和感がある程度。
その後も、週一回のペースで二ヶ月間同様の治療を継続する。
めまいは10→ほぼ0で安定し、略治をして一旦治療終了する。
これ以降も、調子が悪くなりめまいが出現した時に最来院。
この患者さんのめまいの原因と思われるのは、10年前の交通事故です。
患者さんは、左後頚部に衝撃を受けたと言っていましたが、それがきっかけで後頭下筋群にトリガーポイントが発生したものと考えられます。
実際、この患者さんの後頚部にはかなりの硬さの筋硬結が触れられました。
この筋硬結への治療が、めまい解消に速結していました。
一旦、筋にトリガーポイントが発生すると、自然になくなることはほとんどありません。
この場合、鍼が一番効果をあげやすい治療法となります。
このため、この患者さんも速やかに改善したわけです。
大成堂中医針灸院
院長 藤田 勇
脳の反射を利用した刺さない鍼を用いて、
病院で検査や治療を受けても解消しない体の悩みに
どうしていいのかわからない人たちを治療。
大学病院(日本医科大学・自治医科大学)で
計10年以上鍼灸外来を担当。
鍼灸臨床歴20年、のべ19,000人以上を治療。
刺す鍼から、刺さない鍼へ
刺さない鍼は、ハーバード大学で認められた鍼灸治療スタイルと、
中国でレジェンドと呼ばれる老師達に学んだテクニックを組み合わせ、
日本で多くの先生達から学んだ知識と技術、
解剖学、生理学、心理学といった西洋医学の知識、
さらに20年の臨床現場での経験を組み合わせて熟成させた、
大成堂オリジナルの技術。
(昼休み13:30~15:00は電話がつながりませんので、LINEかメールをご利用ください)