29歳 女性 伊勢崎市
【症例報告】ストレートネックと診断された首肩こりの20代女性 《改善例》
こちらの症例の患者さんでもあります。
PCOS 生理不順
15歳で初潮。
18歳の時より、少しずつ生理不順が始まる。
19歳の時に一人暮らしをして、不規則な生活やストレスが原因で体重が7キロ減し、生理が止まってしまった。
その後、海外留学をする。
一年間ほとんど生理なしだった。
21歳の時にPCOSと診断され、妊娠希望していないので、ピルの服用開始。
25歳で日本に帰国。
当帰芍薬散や温経湯などを服用していた。
28歳の時にカウフマン療法を半年ほど行うが、治療を止めるとまた生理不順になってしまった。
週に一回のペースで、三ヶ月間女性ホルモンのバランスを整える鍼灸治療を行う。
腹部の瘀血があり、卵巣の反応ポイントにもサインが出ていたので、そのためのツボを使用し、併せて骨盤内の血流を高めるためのツボも使用しました。
そして、家でも骨盤の血流を高めるためのツボにセルフ灸をしてもらうように指導しました。
二回目の治療後、生理が来る。
35日周期での生理で、これほど短い周期で生理が来たことはなかったとのこと。
今まであった生理痛もほとんどなかった。
その一ヶ月後、また生理が来るが、量が少なかった。
またその一か月後、生理と呼べるほどは多くない出血が来る。
三ヶ月の治療が経過した時に、婦人科で子宮が萎縮していると指摘され、カウフマン療法をおこない子宮の状態を整えた方が良いと言われる。
一旦鍼灸治療はストップ。
四ヶ月後に再来院し、前回と同様の治療を再開。
一回目の治療後、高温期に突入する。
婦人科で子宮のエコーを見ると、内膜も厚くなりとても良い状態だとのこと。
二ヶ月後、婦人科の検診で、LH(黄体ホルモン)が正常基準値の7以下になり、PCOSからPCOになる事ができた。
骨盤内の血流を改善することが、女性ホルモンのバランスを整えるために重要なこととなります。
卵巣から女性ホルモンが分泌されるわけですが、卵巣の中の卵子が正常に育つことによって、女性ホルモンも正常に分泌されます。
卵子は、脳下垂体から分泌されるFSH(卵胞刺激ホルモン)によって、成長が促されます。
このため、骨盤内の血流が良い状態であることが重要で、これによってFSHが卵巣にしっかりと届く状態になるのです。
PCOSとは、卵巣の中の卵子が正常に育つことが出来ず、発育不全の状態になってしまう症状です。
卵子が正常に成長していくために、骨盤の中の血流を良くしていくわけです。
なお、この患者さん、昨年妊娠をされ、今年には元気な赤ちゃんを産んだばかりです。
大成堂中医針灸院
院長 藤田 勇
脳の反射を利用した刺さない鍼を用いて、
病院で検査や治療を受けても解消しない体の悩みに
どうしていいのかわからない人たちを治療。
大学病院(日本医科大学・自治医科大学)で
計10年以上鍼灸外来を担当。
鍼灸臨床歴20年、のべ19,000人以上を治療。
刺す鍼から、刺さない鍼へ
刺さない鍼は、ハーバード大学で認められた鍼灸治療スタイルと、
中国でレジェンドと呼ばれる老師達に学んだテクニックを組み合わせ、
日本で多くの先生達から学んだ知識と技術、
解剖学、生理学、心理学といった西洋医学の知識、
さらに20年の臨床現場での経験を組み合わせて熟成させた、
大成堂オリジナルの技術。
(昼休み13:30~15:00は電話がつながりませんので、LINEかメールをご利用ください)