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【改善事例】視界の中心が見えなくなってくるPIC(点状脈絡膜内層症)の30代女性

37歳 女性 群馬県 太田市

主訴

PIC(点状脈絡膜内層症) 右眼の視界中心部分が見えなくなっている

症状

4ヶ月前に、視界の中心部分にカスミを感じるようになる。

中心がチカチカして、見えにくい状態だった。

近くの眼科へ行くと、もっと大きな病院を紹介される。

網膜に瘢痕があり萎縮している、一ヶ月間様子を見るようにと言われる。

同時にトキソプラズマの検査も行う。(一週間後の結果、トキソプラズマは陰性)

その後、網膜変性で、新生血管らしきものも出てきているので、手術しかないと言われる。

セカンドオピニオンで、もう一つの病院を受診。

造影剤検査を実施し、PICと診断される。

アバスチン注射による治療で、暗点はなくなりはしないが、小さくなる。

症状が出たらその都度注射をしていくしかないと言われる。

その後、再度、網膜萎縮と診断された病院に相談に行き、手術をすることにする。

発症から二か月後に、硝子体茎顕微鏡下離断術を受けた。

手術から二週間後、暗点のかすみは薄くなっているが、大きくなって、もう一個暗点が増えている。

視力自体は上がり、手術もしたので、今後はステロイドくらいしかできないと言われる。

ただ、すでに瘢痕化しているので、効果は薄いだろうとも言われる。

それから2ヶ月経過して特に改善も悪化もしていない状態。

治療

最初は週に二回のペースで治療をスタート。

目の周囲のツボへの治療を中心とする。

腹診によって瘀血、免疫の異常もみられたので、それに対するツボも使用し治療を行っていった。

経過

この方は、愛知県にある眼科疾患専門の鍼灸院である、千秋針灸院から紹介された患者さんでした。

群馬在住ですが、ネットで千秋針灸院のことを知って、愛知県まで行かれました。

そこで診察、治療を受け、群馬県に眼科疾患提携鍼灸院として大成堂があると紹介され、当院に来院されました。

千秋針灸院では、初回診察、治療方針を決定した後、全国の提携鍼灸院での継続治療をおこなうシステムとなっています。

この方も、4日前に千秋針灸院に受診してから、大成堂に来院をされました。

週二回のペースで3ヶ月治療を行い、再度千秋針灸院で検査をするシステムになっています。

そして、3ヶ月後の検査結果では、大幅に改善していました。

視野中心部の見え方が改善し、中心の暗点が縮小しているという結果でした。

その後、更に4ヶ月同様のペースで治療を行い、再検査。

非常に経過が良く、PIC(点状脈絡膜内層症)としては経過が順調だとのことでした。

ここで、週一回のペースでの治療に入って行きました。

そして半年後、再検査。

良好な状態を維持し、依然緩やかであるが回復傾向を示しているとのことでした。

ここからは2週に一回のペースに広げての治療となり、依然、良好な状態を保てています。

眼科疾患の鍼治療

難聴や耳鳴りなど耳の症状は、比較的改善に難義するものが多くあると言われ、眼の症状は比較的反応が良く、効果が出やすいものが多いと言われます。

大成堂はめまいの治療を得意としているので、耳の症状の患者さんが比較的多いのですが、めまいは改善しても耳の症状は残るケースも少なくありません。

それに比べると、目の症状の患者さんは少ないのですが、その少ない症例の中での改善率は、耳の症状よりも良いと感じています。

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