34歳 女性 群馬県 伊勢崎市
帯状疱疹後神経痛 めまい 背部痛
九ヶ月前に出産し、その一ヶ月後に帯状疱疹になる。
皮膚科でゾビラックスを処方され、帯状疱疹は治ったが、その後神経痛が発生する。
帯状疱疹発症から一ヶ月後よりペインクリニックに通院し、五苓散、リリカ、ノイロトロピンなどを服用してきている。
現在、額の左側に、神経痛としての痛みというよりも、硬い・鉄板が入っているような感じ・まぶたが重いなどの感覚がある。
右耳のめまい感。
出産前に新幹線に乗っている時に、ふわーっと右側だけめまいを感じ、それ以来ずっとその感覚がある。
何かに集中している時は気にならないこともある。
週に一回のペースで治療をスタート。
頸椎の問題、椎骨脳底動脈不全が認められ、また経絡では陽明経、小陽経、太陽経に問題があるので、それに対する治療もおこなった。
使用したツボは、陰谷 曲泉 内庭 崑崙 陰陵泉 四瀆 etc
一回目の治療後、額の感覚は同じ。右耳のめまい感は軽減。
二回目の治療後、額の感覚を忘れる時間が出てきた。
三回目の治療後、額の感覚を忘れる時間が長くなってくる。右耳のめまい感も軽減。
四回目の治療後、忘れる時間が更に長くなり、感覚の程度も軽減してきた。
八回目の治療後、額の感覚はかなり薄くなってきた。
右耳のめまい感、ふらつきは普通に生活している時は大丈夫。
三ヶ月間、同様のペースで治療を継続した結果、疲労や寒さで額の違和感がやや強くなることがあるが、治療開始時の状態と比べれば非常に軽微になり、めまい感はほとんど無い状態になる。
その後も、メンテナンスの意味も含めて月に二回の治療を三ヶ月、月に一回の治療を半年継続した。
その経過で、ほぼ額の違和感もない状態になっていた。
引っ越しで遠くに行くことになり、治療を終了とした。
帯状疱疹後神経痛は難治性の痛みです。
実際、高齢者や、発症してから長時間経っている場合は治りにくいことを経験しています。
この患者さんは、三十代と若く、また発症してから時間も経っていなかったこともあり、スムーズに症状が改善していきました。
右耳だけめまいというのは珍しい症状でしたが、耳につながる経絡に対しての治療で、こちらもスムーズに改善していきました。
頸椎に問題があり、頸椎を流れる椎骨動脈の血流にも問題がありました。
ここを改善させることを主目的として、プラス耳と額につながるツボを選び治療をしたことが功を奏しました。
大成堂中医針灸院
院長 藤田 勇
脳の反射を利用した刺さない鍼を用いて、
病院で検査や治療を受けても解消しない体の悩みに
どうしていいのかわからない人たちを治療。
大学病院(日本医科大学・自治医科大学)で
計10年以上鍼灸外来を担当。
鍼灸臨床歴20年、のべ19,000人以上を治療。
刺す鍼から、刺さない鍼へ
刺さない鍼は、ハーバード大学で認められた鍼灸治療スタイルと、
中国でレジェンドと呼ばれる老師達に学んだテクニックを組み合わせ、
日本で多くの先生達から学んだ知識と技術、
解剖学、生理学、心理学といった西洋医学の知識、
さらに20年の臨床現場での経験を組み合わせて熟成させた、
大成堂オリジナルの技術。
(昼休み13:30~15:00は電話がつながりませんので、LINEかメールをご利用ください)