目の奥が痛くなるタイプの頭痛があります。
酷い人になると、「目をくり抜いてしまいたい!」という程になることもあります。
この目の奥の痛みは、「目」そのものではなくて「首」が原因の場合が本当に多くあります。
首のどこに問題があるかというと・・・
この記事の目次
トリガーポイントシリーズ①でご紹介した後頭下筋群も含め、首の後ろの筋肉はさまざまな痛みを引き起こしてきます。
その中の一つ、頚板状筋にトリガーポイントが発生すると、目の奥に痛みを感じるようになります。
頚板状筋に発生するトリガーポイントは2ヵ所あります。
この中で、下部のトリガーポイントは首の付け根の痛みを引き起こすのみですが、上部のトリガーポイントは目の奥に痛みが広がります(関連痛)。
このように書いてはきましたが、目の奥の痛みの原因すべてが頚板状筋のトリガーポイントだとは言いません。
首の他のポイントも関係してきます。
首のトリガーポイント①や②で紹介してきた、後頭下筋群や僧帽筋も関係がありますし、今後紹介する予定の、後頚筋群も関係してきます。
後頚部には目と関係のあるツボが沢山あります。
なぜでしょうか?
視覚を主る中枢の、大脳視覚野が後頭部にあるのが一つの原因だと思われます。
視覚の問題を治療するときに使うスクリーン穴と呼ばれるツボがありますが、首のトリガーポイント②で紹介した僧帽筋が後頭部に付着する付近にあります。
また天柱や風致も目の症状によく使われるツボです。
大成堂中医針灸院
院長 藤田 勇
脳の反射を利用した刺さない鍼を用いて、
病院で検査や治療を受けても解消しない体の悩みに
どうしていいのかわからない人たちを治療。
大学病院(日本医科大学・自治医科大学)で
計10年以上鍼灸外来を担当。
鍼灸臨床歴20年、のべ19,000人以上を治療。
刺す鍼から、刺さない鍼へ
刺さない鍼は、ハーバード大学で認められた鍼灸治療スタイルと、
中国でレジェンドと呼ばれる老師達に学んだテクニックを組み合わせ、
日本で多くの先生達から学んだ知識と技術、
解剖学、生理学、心理学といった西洋医学の知識、
さらに20年の臨床現場での経験を組み合わせて熟成させた、
大成堂オリジナルの技術。
(昼休み13:30~15:00は電話がつながりませんので、LINEかメールをご利用ください)